INTERVIEW

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新しい事業を0から立ち上げ、
運営・推進していく喜び

PET樹脂本部 rPET事業開発室(総合職)
2013年入社(新卒)

Y.S

仕事内容を教えてください。

リサイクルPETフレークを主体とした、リサイクルPET事業プロジェクトに参画し、その推進を担っています。当社は2020年にパートナー企業と業務提携契約を締結。その後、当社が購入するPETフレーク製造設備一式に係るEPC契約(※)のコントラクターとして、詳細設計や工程管理等を担い、2021年5月より兵庫県高砂市に中国より調達した製造設備の据付を開始しました。コロナ禍による遅延はあったものの、最終的に2022年2月に完工。その後、国内外向けのPETフレーク販売を開始しています。現在の私のミッションは、本プロジェクトで製造されるPETフレークを、必要とする顧客に展開できる品質レベルに高め、維持することです。

このプロジェクトにおいて大変だったことは?

当社として誰も経験したことのない設備据付に伴うEPCを任されたことです。EPC契約のコントラクターとして、各社の利害関係が一致しない場面が多々ある中で、総勢30名近くの関係者を取りまとめ、プロジェクトを完工へ導いていく苦労は並大抵ではありません。例えば、毎週各会社のメンバーで行う定例ミーティングでも、いきなり話し合うのではうまく進みません。そこで、事前に各人とすり合わせをして、ある程度、決まったものを発表するようにしてその場で決定できるよう工夫しました。また、日々、同時多発的にトラブルも発生。その一つ一つに対して、仮説を立ててトライし、失敗した場合はさらに要因分析し新たな仮説を立ててトライし、クリアしていきました。

仕事の醍醐味はズバリなんですか?

私が担当しているプロジェクトは、0を1にする仕事。関係者の力を借りて、PETフレーク製造設備の完工を成し遂げ、再度「ペットボトルに使用可能なレベルの製品」を製造できる状態にします。基本的に初めてやることの連続で、問題に直面することが多いですが、その分、自分の成長を日々感じることができるのもやりがいです。

当社に入社して良かったと思うことは?

若いうちから多くの経験ができることです。この業界では競合他社等を見ても30代前半の人が少ない中で、1つのプロジェクトを任されているのはラッキーなことだと思っています。本プロジェクトは現状ではまだまだ赤字であり、目の前には「今後利益をどう稼ぐか」「いかにコストを下げられるか」など難易度の高い課題があります。しかし、お客様からの評判は上々で大いに期待されており、そうしたプロジェクトに携われていることに喜びを感じています。

(※)EPC契約:設計エンジニアリング(Engineering)、調達(Procurement)、建設(Construction)を一括したプロジェクトとして設備建設工事を請負う契約方式。